おひとりさまの終活

見守りサービスはどこがいいのか?~一人暮らしの高齢者が孤独死を意識せずに安心して暮らすために

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ニュースなどで孤独死という言葉を目にするたびに、おひとりさまにとっては他人事とは思えないでしょう。

自分がだんだん年を取っていくなかで、万が一のときに身の回りに誰もいないというのはとても不安な気持ちになると思います。

そんなおひとりさまにとって、ぜひ契約をしておきたいのが見守りサービスです。

万が一のときに相談をすることができたり、自宅までかけつけてくれたりするサービスに加入していれば、1人暮らしであっても大きな安心感を得られるに違いありません。

とはいえ、見守りサービスを提供している会社はたくさんありますので、どこのサービスが自分に向いているのか分からないという人も多いことでしょう。

ここでは、いくつかの見守りサービスを取り上げて、サービス内容や料金などを比較してみたいと思います。

ホームセキュリティで有名なALSOKのみまもりサポート

大手の警備保障会社であるALSOKが提供している見守りサービスになります。

ALSOKが提供するみまもりサポートの特徴は、万が一のときにコントローラーの緊急ボタンを押すだけで、全国にある2400カ所の待機所からガードマンがかけつけてくれるという点です。

まさに、警備保障会社ならではのサービスといえます。

ペンダント型の非常押しボタンを常に携帯するようにすれば、身体が動かなくてコントローラーがある場所まで行けないようなときでも緊急ボタンを押すことができます。

突然倒れてしまって、自分では救急車も呼べないような状況のときを想定すると、こうしたサービスはおひとりさまにとっては非常にありがたいといえます。

ただ、実際に緊急ボタンを押してからガードマンが到着するまでの時間は、待機所から自宅までの距離によって大きく変わってしまうので、申し込みをするときにはどれくらいの時間がかかるのかを確認しておいたほうがいいでしょう。

また、ALSOKのみまもりサポートの場合、コントローラーの「相談ボタン」を押すだけで、24時間いつでもヘルスケアセンターにつながって健康に関する相談を受けることができます。

ヘルスケアセンターでは、看護師が常駐しているので、体調が気になるときなどに気軽に相談ができます。

気になるALSOKのみまもりサポートの料金ですが、機器の扱いによっていくつかのプランに分かれています。

1. 機器お買い上げプラン
●機器費:44,300円
●工事費:11,000円
●月額料金:1,700円

2. 機器レンタルプラン
●工事費:11,000円
●月額料金:2,540円

3. ゼロスタートプラン
●月額料金:3,100円

機器を買い上げるタイプのプランだと、初期費用として機器費と工事代金で55,300円かかりますが、月々の支払いはわずか1,700円で済みます。

それに対して、ゼロスタートプランの場合は、初期費用はゼロ円ですが、月々の支払いが3,100円になります。

機器お買い上げプランの初期費用55,300円は高く感じるかも知れませんが、3年4ヵ月以上サービスを利用することでトータルの支払額はゼロスタートプランよりも少なくなります。

長期間サービスを利用する予定の人は、機器お買い上げプランがお得かも知れません。

ALSOKのみまもりサポートを契約するときに、1つだけ注意をしなければならないことがあります。

それは、固定電話回線が必要だということです。

最近は、あえて固定電話回線を持たずに携帯電話だけにしている人も多いと思いますが、ALSOKのみまもりサポートを契約するためには、固定電話回線を用意しなければなりません。

ALSOKのみまもりサポート
    

日本郵便が提供する見守りサービス

郵便物や宅配サービスなどで日頃からお世話になっている日本郵便でも、見守りサービスを提供しています。

日本郵便が提供する見守りサービスには、「みまもりでんわサービス」「みまもり訪問サービス」の2種類があります。

みまもりでんわサービスは、毎日決められた時間に自動音声による電話がかかってきて体調確認をするというものです。

契約者は、かかってきた自動音声の電話に対して、「1.元気です」「2.いつも通りです」「3.元気がありません」の3つの中から電話機のボタンを選択することで状況を報告します。

そして、その結果を家族にメールで連絡してくれます。

身寄りのない人の場合だと、家族の代わりに自治体などにメールで連絡したりすることも可能です。

電話に未応答だったときには、1時間以内に再度電話をして、それでも未応答だった場合には連絡先にメールで報告をする仕組みになっています。

料金的には、固定電話コースが月額980円、携帯電話コースが月額1,180円と安くなっていますが、自動音声の電話がかかってくるだけだと物足りなさを感じてしまう人もいるかも知れません。

日本郵便では、このほかに「みまもり訪問サービス」というものを提供しています。

これは、郵便局員が月に1回利用者の家を訪問して、健康状態や生活状況などについて30分間お話をしてくれるというサービスです。

月に1度の訪問では不安に感じるかも知れませんが、この「みまもり訪問サービス」では、看護師などの専門家に24時間いつでも相談できる「24時間健康相談」も提供されます。

ちなみに、「みまもり訪問サービス」の料金は、月額2,500円となっています。

月に1度の30分間の訪問ですから、この料金が高いかどうかは微妙なところです。

「みまもりでんわサービス」と「みまもり訪問サービス」の両方を契約すれば、おひとりさまにとってはより安心できると思いますが、毎月の負担は固定電話コースの場合で3,480円、携帯電話コースの場合で3,680円となってしまいます。

初期費用はかかりませんので、毎月これだけの負担を安心料と割り切れる人であれば、お試しで契約してみるのもいいかも知れません。

郵便局のみまもりサービス
     

大手警備保障会社のセコムの見守りサービス「親の見守りプラン」

ホームセキュリティでおなじみの、大手警備保障会社セコムが提供する見守りサービスが「親の見守りプラン」です。

万が一のときに、緊急通報ボタンを押すだけで近くのセコムの拠点に連絡をすることができるという点や、24時間看護師に医療相談ができるといった点は、同じ警備保障会社であるALSOKの「みまもりサポート」とほぼ同様のサービスとなります。

セコムの場合はそれらのサービスに加えて、室内にセンサーを設置して自動的に安否の確認をするシステムになっています。

トイレなどの普段生活をしていれば必ず通る場所にセンサーを設置して、一定時間センサーに反応しなかった場合に、自動的にセコムに連絡をするというものです。

扉や窓にセンサーを設置して空き巣対策をしたり、火災報知機によって火災が発生したりしたときにも、警報音と同時にセコムに連絡が行くようになっています。

サービス的にはとても充実しているセコムの見守りサービスですが、その分、料金的には高めに設定されています。

セコムの「親の見守りプラン」の料金は2つのタイプに分かれています。

1. 機器レンタル料金プラン
●工事料:44,000円
●保証金:20,000円
●月額料金:4,700円

2. 機器買取り料金プラン
●買取システム料金:177,200円
●月額料金:3,000円

レンタル料金プランの保証金は、契約満了時に返却されることになっていますが、実際には機器を撤去するときの工事費用と相殺されることが多いので注意が必要です。

買取り料金プランの月額3,000円というのは魅力的ですが、初期費用が177,200円もかかる点は少しハードルが高いと感じる人が多いでしょう。

6年以上の長期間に割ったって利用する場合には、買取りプランの方がトータルでお得になりますので、どちらのプランを選んだらいいか慎重に考える必要があります。

また、ALSOKの「みまもりサポート」の場合は固定電話回線がないと機器を設置できませんでしたが、セコムの「親の見守りプラン」だと電話回線がなくても機器の設置が可能になっています。

電話回線やインターネット回線がなくても設置できる点は、大きなメリットといえるでしょう。

セコムの親の見守りプラン
   

ちょっと変わり種の象印のみまもりほっとライン

象印が見守りサービスを提供していると聞くと、意外に思う人も多いことでしょう。

象印というと、どうしてもポットや炊飯器のメーカーというイメージがあります。

その象印が、「みまもりほっとライン」というサービスを提供しているのですが、このサービスのユニークなところは、自社で製造しているポットを使用するという点にあります。

ポットの中に通信機器を設置して、その利用状況を遠く離れた家族などにメールで送信をしてくれるというサービスです。

普通に生活していればポットは毎日使う物なので、突然使用しなくなったりしたときに、異常が発生した可能性があると判断するわけです。

また、「おでかけ」キーがついているので、在宅か外出中かの判断もできるようになっています。

在宅中にもかかわらず、「長時間ポットを使用していないのは不自然だ」といったような判断が可能になります。

この象印の「みまもりほっとライン」のメリットは、工事などは一切不要で、同社のi-potという無線機器内臓のポットを置くだけでサービスを利用することができます。

i-potに内蔵された無線機器でNTTドコモの通信回線を利用して通信するため、電話回線やインターネット回線も不要です。

NTTドコモの電波の入るところであれば、ただ設置して普通のポットと同じように使っていればいいのです。

利用料金は、契約料が5,000円で、毎月のサービス利用料が3,000円となっています。

これらの費用のなかには、ポットのレンタル料金からドコモ回線による通信料まですべてが含まれています。

この象印の「みまもりほっとライン」は、家族に対してポットの利用状況をメールで連絡するというサービスなので、身寄りのないおひとりさまなどの場合には、どこに連絡にしたらいいのか事前に決めておく必要があります。

友人や知人、身元保証人、成年後見になど、自分に万が一のことがあったときに気がついてほしい人のメールアドレスを伝えておくようにするといいでしょう。

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